2018年02月27日
尼連禅河(にれんぜんが) 象に乗る @インド旅日記(22)

ネパールの釈迦族の王子としてうまれた釈尊は、29歳の時にカピラ城を出て出家した。
苦行で悟りを得ようとする。
断食、絶食、座禅、1日中片足で立つ鶴の行、うずくまったままの亀の行、呼吸を止める行。
あらゆる苦行を試みたが、悟りを得られなかった。
ある日、民謡を歌いつつ尼連禅川の岸辺を行く農夫に会う。
琵琶の絃 きつく締めれば ぷつり切れ
さりとて 弛めりゃ 音がせぬ
釈尊は決心した。
苦行6年したが満たされなかった。
我は中道を行くと、釈尊は方向転換する。
従っていた者は、釈尊さん、堕落したのかと去っていった。
釈尊は瘦せおとろえ、衰弱していた。
尼禅連河で、沐浴し体を洗い清めた。
村娘のスジャータが乳粥を献上し、体力を回復し、尼禅連河を渡り、ブッダガヤの菩提樹の下で瞑想し、悟りを得る。
仏教の始まりだ。
その尼連禅河が目の前にあった。
像に乗った。
像使いの男に像さんは、命令されると跪いた。
乗ると立ち上がる。
像に乗れるなんて、なんていい日なんだろう。

Posted by おきなべ at 07:07│Comments(0)
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