2018年06月05日

インド何しに来た(60)インド旅日記

朝から曇りで夕方に雨が降った。

朝食は、目玉焼き2つ、ゆで卵2つ、バタートースト4枚、コーヒー

どんより曇った日は、宿で日本の友人や恋人に手紙を書くことにした。


スタンドのコンセントが壊れているようなので、呼びに行くと、線を一生懸命に中へ押し込んでいる。

それでは直るはずもないので、ドライバー借りて自分で直した。

ピーナツ売りがやってきて、たくさん食べてお腹壊す。

日本人の二人組の若者が、ツーリストバンガローの隣の部屋に宿泊。
聞くと、学生で二人で旅をしているとのこと。

夜遅く、二人が部屋に遊びに来た。

インドへ何しに来たかと聞くので、北大探検部時代の友人が、なんどもインドへ行き、インドは面白いよっていつも言うので、来たと答えた。

彼らとインドのことや旅のこと色々話す。
とてもひょうきんで、面白い方達だった。
考え方の相違もあったが、旅の途中の人と話すことも色んな見方を知り、これも旅の楽しさだ。

彼らは、インドには美があると熱心に言う。

近代建築と、路上生活者、裸足の人達。

でも、これのいったいどこに美があるのだろう。

彼らの言いたいことはわかるが納得できなかった。


金もなく、カーストに縛られ、職もなく、途方にくれて生きる人達。

美というより、なにか怒らずにはいられない。


同じ人間なのに、いっぽうでは裕福にインドの旅をする僕たちがいる。

ベナレスでは、人は死ぬためにやってきて、輪廻の輪の中に入っていく。

色々な想いが交錯した。

人それぞれの考え方もあり、インドは深すぎて僕にはわからない。


アジア(インド)は、生きたい生きたいと叫んでいる。

日本は死にたくない死にたくないと叫んでいる。

誰かの作家の文章が頭に浮かんでくる。



インドって生きたい生きたいって叫んでるんだろうか。

あまりに多様過ぎて、僕にはまだ、その声が聞こえない。

自分が戸惑っているばかりだった。

インド何しに来た(60)インド旅日記









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Posted by おきなべ at 08:57│Comments(0)インドの旅
 
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